この日は大阪北区の西隣にある地域

「福島区」を散策しました。


大阪キタの中心地・梅田から

環状線で一駅の「JR福島駅」周辺は

居酒屋などの飲み屋が多く、

ラーメンの激戦区でもあるグルメの街。



・・・というのが私の勝手なイメージ。


梅田近辺で仕事をしていた時は

お世話になってました。



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そんなJR福島駅から

南東方向に歩いていくと

堂島川に架かる「田簑橋」という
※(たみのばし)

橋が見えてくる。



なんか石碑があるね。



0613_02

石碑には

「蛸の松」と刻まれている。


「たこ」

海でニョロニョロしてるタコ




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石碑のすぐ隣に松の木がある。



『これが蛸の松かな?』

『多分そうちゃうかなー』



一緒に来た嫁のまーさん

蛸の松らしきものを眺める。



『そう言われたらタコっぽい』

『なんかこう、枝のしなやかさとかが
 タコの足っぽいかも』

『いや、枝とかじゃないし。
 これ全体的にタコっぽいよ』

『松の生え方とか形が
 タコが斜めに移動してる感じだね』

『はぁ? 見えへんわ。
 絶対に枝のしなやかさやって』

『なんだおい』

『おお? なんだおい?』

『おおん!?』




風流で心洗われる景色を前に

醜い争いが始まりました。




0613_04

よく見たら

石碑の前に案内板のようなものがある。

本の形をしていて面白い。



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右側の説明文


江戸時代

この橋の先にある「中之島」には

藩の蔵屋敷が建ち並んでいて

屋敷前には松が植えられていた。


その中でも

久留米藩と広島藩の境にあった松の

枝振りが蛸の泳ぐ姿に似ていたので

「蛸の松」と呼ばれ絶賛されていた。



『ほら! やっぱり枝がタコやん!』

『なんなん生え方とか。ちゃうし』

『・・・・・・』




・・・ぐぬぅぅっ!

悔しいッ・・・おのれまーさんめ!




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左側の説明文


「蛸の松」は次第に衰え、

明治時代の終わりには枯死した模様。


しかも

松が存在したのはこの位置ではなく

対岸の中之島側の川岸に

植えられていたらしく、

こちらの松は「蛸の松」を再現したもの



『違うじゃねーか!!』

『違ったー!』


『枝がタコ?
 タコはまーさんだろ、このタコっ』

『うっさいわ! このタコっ』



そもそも再現された松だった。

我々は何を争っていたのだろうか。

甚だ疑問である。



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対岸の、そして少し西側に

「蛸の松」が存在していたというので


写真から見える

川を越えた正面辺りの位置に

本物の「蛸の松」

植えられていたのだろう。



でもここにある再現の松

立派な木で、景観としても美しいと思う。



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石碑の裏側

平成16年に建立されたようだ。


おそらく再現した松を植樹したのも

同じ時期だと思うので

樹齢は14年ほどだろうか。


江戸時代や明治期に存在した

雄大な松の当時の姿を偲んで

現代に残そうとする。

こういう文化って良いですよね。



0613_09

堂島川を跨ぐ「田簑橋」北詰

再現された「蛸の松」


近くを通り掛かった際は

ぜひ眺めていってみてください。



※この記事の写真は2018年4月に撮影したものです。


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【「蛸の松」】



最寄り駅は
京阪線・渡辺橋駅