この日は大阪市の動物園として
地元でおなじみ、
「天王寺動物園」の
周辺を散策しました。
あ、タイトルの
「茶臼山」は
「ちゃうす やま」と読みます。
こちらが天王寺動物園の出入口。
動物園にはゲートが二箇所あって
写真の場所は新世界側のゲート。
今回は周辺の散策なので、
横に見える階段を上がって
連絡通路の上を通っていく。
連絡通路の様子。
・・・コレ、連絡通路って名前で
いいんだろうか?
正式名称を調べたけど
ちょっと分からなかった。
動物園はデッキと呼んでいるようだ。
この連絡通路を突き当たりまで進むと
「大阪市立美術館」が見えてくる。
・・・という場所の植え込みに
見覚えのある石碑の姿が。
『旧町名継承碑だ!』
『ホンマや、こんな所にもあるんやな』
『美術館に行く人目当てかな』
『美術館に行く人これ読むやろか?
皆きっと展示目当てやろ』
『じゃあ何でここに置いたの?』
『ええー? 市に聞いたらええやん』
一緒に来た嫁のまーさんが
言いたいことを言うだけ言って
市に丸投げした。
それはさておいて
こちらの石碑は間違いなく
「旧町名継承碑」。
昭和時代の区画整理で消滅した
昔の町名を現代に伝えるために
大阪市が設置した石碑です。
こんな感じで
中央に青いプレートがはまっていて
この地域の旧町名の経緯や
名前の由来などが書いてあります。
どうやらこの辺りは
「玉水町」
という旧町名だったようだ。
読み方は「たまみず まち」かな。
詳しくは写真をご覧ください。
玉水町に関わる部分だけ抜粋します。
「玉水町」
明治33年4月
南区天王寺 大字天王寺が
「天王寺玉水町」となる。
大正14年4月
天王寺玉水町が天王寺区に編入され
「玉水町」となる。
昭和56年3月
住居表示の実施にともない「玉水町」は
茶臼山町の一部となった。
町名の由来は
天王寺七名泉の一つ「玉出水」から採用したもの。
めちゃくちゃ天王寺って
単語出てきたな・・・まあいいや。
町名の由来として書かれていた
「天王寺七名泉」ですが
色々と調べたら「泉」ではなく「水」。
「天王寺七名水」として
名前が通っているようですね。
この天王寺界隈に湧く
七つの井戸水が名水とされ、
その中の一つに町名の由来となった
「玉出の水」が存在していました。
※(たまで の みず)
この天王寺公園から北にある
「一心寺」の近くに
その井戸があったそうですが、
残念ながら枯れ果ててしまったとのこと。
かつて存在した名水の痕跡を示す
「玉水町」の旧町名継承碑。
大阪市立美術館にお立ち寄りの際は
ぜひ一緒に眺めていってみてください。
※この記事の写真は2018年3月に撮影したものです。
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【旧町名継承碑「玉水町」】
※MAPの「大阪市立美術館」の正面にある、大きな階段を下りた先です。
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