この日は「大阪天満宮」西側にある

「西天満」周辺を散策しました。


西天満の南端の川沿い、

ちょうど「大阪地方裁判所」

向かい側に見える辺りを

歩いていると・・・。



0329_01

X字型のテトラポッドみたいな

オブジェの奥に

見覚えのある石碑を発見。

旧町名継承碑だ。



ちなみにテトラポッドは

登録商標されている名前で

正式には消波ブロックというらしい。


だからこのX字型のオブジェは

消波ブロック・・・

消波ブロックなのか? これ・・・。



0329_02

ぐるんっと反対側に回ってみた。


写真右側に見える土色っぽい建物が

「大阪地方裁判所」

出入口に警備の人が立っている。



そんな事より

旧町名継承碑に注目しなきゃ。



0329_03

こちらの石碑が「旧町名継承碑」

頭の上に葉っぱを一枚乗せている

なんともオシャレなヤツです。



「旧町名継承碑」というのは

昭和時代の区画整理で消滅してしまった

昔の町名を現代に伝えるために

大阪市が設置した石碑。


こんな感じの石碑が大阪市内の

色んな場所に刺さってるので

探してみると案外近くにあるかも。



0329_04

石碑を見ると、この辺りは昔

「若松町」という

町名だったらしい。


詳しくは写真をご覧ください。

若松町に関わる部分だけ↓に抜粋します。



「若松町」


明治5年3月
この地にあった天満十一丁目が
若松一~三番町となる。

明治6年11月
若松一~三番町が「若松町」となる。

その後、大阪市北区に編入され

昭和53年2月
住居表示の実施にともない「若松町」
西天満一~四丁目の各一部となった。


町名の由来は
隣接の老松町に対照してつけられたもの。



隣の老松町に対して若松町にしたという

なんとも面白い町名の由来。

「隣が老いてるからこっちは若くしよう」

とか当時は話し合ってたのかな。



それにしても明治時代の頃は

天満の町が少なくとも

十一丁目もあったんですね。

天満広いな。



0329_05

継承碑の正面。


堂島川を挟んだ向こう側に

「大阪市中央公会堂」の姿が見えます。


大正時代の西洋文化を取り入れた

レトロな外観の建築物で

国の重要文化財に指定されています。



0329_02

西天満、堂島川沿いの歩道脇で

ひっそりと昔の町名を伝える

「若松町」の旧町名継承碑


近くを通り掛かった際には

ぜひ眺めていってみてください。


※この記事の写真は2018年3月に撮影したものです。


【旧町名継承碑「若松町」】

※MAPの「大阪地方裁判所」向かい側の川岸にあります。


最寄り駅は
京阪中之島線・なにわ橋駅
京阪本線・淀屋橋駅
京阪本線・北浜駅
地下鉄・淀屋橋駅
地下鉄・北浜駅