この日は「松屋町駅」の周辺を

フラフラと散策していました。


この辺りはだったり、

豊臣時代の大坂城のお堀があった場所。


一つ脇道に入るだけで

急勾配の坂が出てきたりする

面白い町です。



そんな松屋町の路地を東側

歩いていると・・・。



0221_01

とある路地の脇に

御神木と祠を発見。



『坂道に御神木があるよ』

『ホンマや。えらい所にあるなあ』


一緒に歩く嫁のまーさん

御神木を遠くから眺める。


日の光を浴びていて

神々しさ3割増し。



0221_02

近付いてみた。


坂道にニョキッと生えた

立派な御神木に

これまた立派な祠。


すごい場所に鎮座している。



0221_03

神額には

「榎木大明神」

という名がありました。


「えのき だいみょうじん」

と読むそうです。



0221_04

こちらが祠の中

お供えに卵がありました。


過去にもいくつか

こういった御神木を見てきましたが

こちらも白蛇様を祀っているようです。


「みーさん」「巳さん」と呼ばれて

地元の方々から

親しまれている蛇の神様ですね。



0221_05

祠の左側


お賽銭入れがありました。

さっそくお金をチャリンッ。



この「榎木大明神」についての

栞もありました。


「箔美会」という

近隣住民の有志の方々が作られた栞です。


1枚いただきました。

ありがとう。



0221_06

祠の右側

一般的な神社の神様と同じ作法で

お参りをしましょう。



0221_07

祠の中心には

陶器製らしき2匹の白蛇様がいました。


栞によると

家内安全、商売繁盛、学業など

様々なご利益があるそうです。



0221_08

祠の奥に

太い注連縄を巻かれた御神木

樹齢は670年だそうです。

そりゃ立派なわけだ。



昭和63年(1988年)

樹木が枯れそうになったらしく

樹医さんに延命施術をしてもらって

こうして元気な姿を見せているのだとか。

樹医さん、ありがとうございます。



その際に樹医さんの鑑定で

この木は「榎木」ではなく「槐」だと
※槐は「エンジュ」と読みます

判明したそうです。


でも愛着があるので

地元の人は変わらず「エノキさん」

呼んでいるそうです。


こういう話良いなあ。



0221_09



『こっちにも卵とお餅あるで』

『おお、本当だ』



まーさんが御神木の根元にあった

お供えものを見つける。


樹木の中心にある

コンクリートみたいな保護材が

延命した跡なのかな。



0221_10

立派な旗も立てられてました。





0221_11

ちょっと離れたところから撮影。

奥の建物も結構古いモノのようです。


この建物に限らず、この地域には

古い家屋などが多く残っています。


なんでも昭和20年の大阪大空襲の際

襲ってきた猛火が樹木の辺りで止まり

この「榎木大明神」から東側一帯は

類焼を免れたそうです。



また

伐採しようとすると不慮の事故に遭う

という言い伝えもあるらしく、

とにかく不思議な力を持った

御神木のようです。



0221_12

という内容が書かれた

栞の中身がこちら。


先ほど祠でいただいた栞が

しっかりと掲示されてました。



『なんかさっき貰った栞より
 豪華なんだけど!』

『ホンマや! こんな絵描いてへん!』

『手書きで書き足したんやろな』

『こっち欲しいのだが!』



いただいた方の栞は

白黒印刷で挿絵が無いものでした。

挿絵版がぜひ欲しい。

この手書き感がたまらねえ。



0221_13

「榎木大明神」の由来についての

案内板がありました。


大体の話はさっき書いたので

詳細は写真を見てもらう形で割愛。



0221_14

この付近は

映画「プリンセス トヨトミ」の

ロケ地になったらしく

そのマップが貼られていました。



0221_15

「榎木」「槐」

違いについての貼り紙もありました。


木はエンジュだけど

この御神木は「エノキさん」

どうか宜しくお願いします。



0221_16

この「榎木大明神」

豊臣時代は大坂城の城内にあったそうで

それを記した貼り紙もありました。



0221_17

坂の途中から

「エノキさん」を見上げてみる。


坂に向かって伸びているためか

添え木で支えられています。


横にいるお婆ちゃんと比べると

樹木の背の高さは大体

20お婆ちゃんくらいですかね。

遠近法など無視だ。



0221_18

ここにも

また別の貼り紙があった。



0221_19

左側の貼り紙

「榎木大明神」を紹介している

新聞か何かの切り抜きのようです。



0221_20

右側の貼り紙


この辺りは

熊野古道への街道筋だったらしく

その古地図が上部に描かれています。


下のは松屋町周辺のマップ。



0221_21

坂の下から撮影。


ここから見ると

急勾配な坂であることがよく分かる。



ちなみにまーさんは面倒くさがって

坂から降りようとしませんでした。

どうしようもないヤツです。



0221_22

坂を下りて東側の道

写真右側に見えるのは

「長堀通」という大きな道路。



0221_23

反対側の道

道なりに真っ直ぐ進んで行くと

松屋町駅に辿り着きます。



ここを訪れる際は

「松屋町駅から長堀通を東に進む」

という道を覚えておくと

分かりやすいかと思います。



0221_24

坂道には階段もあります。

改めてみると本当に急坂だ。





0221_25

戻ってきました。


写真をいっぱい撮らせていただいて

ありがとうございました。

「エノキさん」にもう一度ご挨拶。



0221_26

地元の方々から深く親しまれる

「榎木大明神」の御神木


近くを通り掛った際は

是非眺めていってください。

坂で転ばないように気をつけてね。



※この記事の写真は2017年12月に撮影したものです。


【榎木大明神】



最寄り駅は
地下鉄・松屋町駅
地下鉄・谷町六丁目駅