この日は生野区にある
「鶴橋商店街」を訪れました。
この商店街は「鶴橋駅」を中心とした
生野区、天王寺区、東成区との
三区に跨っている場所なので
区で説明するのが難しい。
正直なところ
タイトルの「区」をどこにするべきか
1時間半くらい調べながら悩んだ。
私の勝手なイメージで生野区にした。
どう?
ここはそんな「鶴橋商店街」の北にある
「鶴橋駅前商店会」
タイトルと違う商店街が出てきましたが
ご安心ください。
このまま真っ直ぐ進んで行くと
「鶴橋商店街」に到着します。
ここが「鶴橋駅前商店会」。
位置的には
玉造駅と鶴橋駅の中間にあります。
写真の左側はJR環状線の高架。
鶴橋駅まで続いています。
本日ここから開始となった原因は
コイツらにあります。
『うまっ。クレープうまぁっ』
『んーまっ』
道端でクレープをむさぼる
嫁のまーさんとウチの子。
この人々が玉造の商店街で
クレープを買って行きたいと言ったために
一度玉造に立ち寄る事になったのだ。
あ、この玉造の商店街は
前回記事で紹介した場所です。
お時間が良ければこちらもご覧ください。
内容・私が足を怪我した地
内容・↑の続き
高架の向かい側。
飲食店がチラチラと目に入る。
酒屋さんもあった。
上はマンションっぽい。
商店街というほど商店街らしくもない。
商店会だからかな。
それにしても高架下に連なるお店が
どこも年季は入った古い建物。
昭和の風情を感じる佇まいで
見ていて面白い。
お好み焼き「初幸」。
ここも古くからやってそう。
それより気になるのが
中央の黄色い張り紙。
おでん10円。
どういうこと?
この辺りから更に雰囲気が変わる。
道の半分が高架下。
『わー、ここすごいな・・・』
『ウチもこんな場所初めて通るわ』
『通行証ちゃんと持ってきた?』
『え? 無いけど・・・』
『え? え? そんなもんいるん?』
『いらんけど』
『なんやねん!』
まーさんが口に
クレープの食べかすをつけたまま怒る。
指摘はしないでおこう。
それがレディファーストだ。
高架下に入った。
建物も鉄柱もとにかく年代モノ。
ここだけ完全に昭和っぽい雰囲気。
もうすぐ元号変わるのに。
『うわっ!? リーダーかと思った』
『え? 何の・・・?』
『ナックスのリーダー森崎』
『ああ! そう言われたら似てる』
スポーツ用品店に貼られたポスター。
北海道ローカルタレントの
大泉洋が所属している
「チームナックス」のリーダー森崎博之と
見間違えるまーさん。
その口には
相変わらずクレープがついている。
高架下。
建物がギュウギュウに詰まってる。
詰まってない所にはフェンス。
高架と路地の狭間。
森が誕生している。
「鶴橋駅前商店会」の
案内板がありました。
ようやく「鶴橋駅」に到着。
左を向くと
「鶴橋商店街」の看板が見えます。
右を向くと
お寿司屋さんのおっちゃんが
道路に水撒きをしていました。
アーケードではないけど
この辺はすでに商店街の一部。
様々な飲食店が軒を連ねてます。
ちょっと右方向に歩いて
そこから振り返って撮った写真。
正面に見える道路の上の物体が
ずっと横を歩いてきたJR環状線の高架。
「鶴橋駅」と書いてますね。
色々な路地から
商店街のアーケードへと繋がってますが
ひとまず最初に見つけた
ここから入っていきましょう。
信号渡った。
ここが商店街の中。
ちょっと薄暗い。
『あれ? もう駅だ』
『駅まで真っ直ぐ進んでたんやね』
少し歩くだけで
鶴橋駅に着いてしまった。
Uターンして
別の路地に入って商店街を散策。
別の路地。
ここは「6班通り」というらしい。
出店がありました。
韓国料理のチヂミが店頭に並んでいる。
こちらはキムチとか。
とにかく並ぶ韓国食材。
大阪住まいなら
ご存知の方も多いと思いますが
この「鶴橋」はいわゆるコリアンタウン。
在日韓国人・朝鮮人の方々が住んでいて
こういった狭い路地の中に
露店のようなお店が並んでいます。
『た、高けぇ・・・』
『そらアワビやしなあ』
『たまにはお昼奢ってよ。海鮮鍋大とか』
『んー」
『ちょっ・・・8000円!? 無理!』
おねだり失敗した。
全体的に薄暗い「鶴橋商店街」。
なんでも昭和の終戦後、
この辺りは闇市だったらしく
それが商店街へ成り立っていったとか。
『怪しいなあ。
怪しい雰囲気が面白いなあー』
『人様の店の前で怪しいとか言うな』
あっちもこっちも韓国系食材。
食材というか原型に近いのもある。
山積みの豚足とか、豚の頭皮とか。
『闇が深い』
『深いとか言うな』
『闇の深炒りコクブレンド』
『それ言葉濁せてへんからな』
とにかく普通の商店街とは違って
異国の雰囲気が漂っている。
そこら中でキムチが売られている。
お店毎に味が違うのかな。
長芋キムチってのが美味しそうだ。
以前「鶴橋商店街」を調べてたら
闇市が商店街に移り変わって
その名残があるとか見かけたので
なんか凄い所かと思ってた。
その名残があるとか見かけたので
なんか凄い所かと思ってた。
でも実際に来てみると
お店の人は
「いらっしゃーい。食べてってなー」
と試食を薦めてくれたりと優しい感じ。
そもそも本当に闇が深かったら
多分こんなに写真は撮れない。
でもアーケードが薄暗いから
やっぱり闇が深い。
明るくしろ。
アーケードが途切れた。
明るい。
太陽最高。
商店街の顔出し看板がある。
フェンスの奥にあるので顔が出せない。
なんなのか。
闇が深い。
向こう側に再びアーケード。
屋根のトタンの錆び具合がすごい。
『おなかへった』
『・・・・・・』
『そこのホットクってヤツ美味しそう』
『・・・・・・』
『買えゆーとんねん』
脅迫である。
ホットクはモチみたいな生地に
ハチミツとアーモンドを練りこんだ
焼き饅頭みたいなお菓子だった。
もちろん買わされた。
もちろん買わされた。
まーさんに交渉したら
一口サイズの欠片を分けて貰えた。
美味しかったです。
向こう側に見えてたアーケードへ。
おばちゃん達が
お店の前で井戸端会議。
日本語じゃなかった。
多分韓国語。
すごく狭いトンネルのような場所。
人でごった返してます。
気になるから行ってみたら
見慣れない食材がいっぱい並んでいた。
「韓国へ旅行に行きたいけど
お金なくて行けなーい」
って方はもうここに来ればいいと思う。
たぶん全部揃ってるわ。
めちゃくちゃ暗いトンネルを通る。
アーケードから出た。
それでもお店がまだまだ続いている。
路地という路地に
とにかくお店が詰まってるので
見飽きなくて面白い。
でも自分がどこを通ってきたか
もうまったく分からない。
『これなんだろう?』
『さあ? 初めて見るわ』
『持ち手があるから饅頭蒸す機械?』
『新しいガチャガチャの機械』
『チヂミの生地が出る機械』
『卵が産まれる機械』
謎の大喜利合戦が始まる。
多分私の勝ちだ。
すごく狭い路地。
ここは確実に通ってないハズなので
通ってみる。
駄菓子屋さん。
店構えがすごい。
こういう商品の並び方、
なんだかワクワクしますよね。
どうやらここは
「駅前通りの3番通り」のようです。
この辺りは昭和の市場のような感じ。
建物一つとっても趣があって目に止まる。
本当に面白い場所だなあ。
売ってるものが面白いので
ついつい眺めてしまう。
韓国語で書かれてる商品は
輸入してきたものなのかな。
闇市があったというのも
なんか納得してしまう雰囲気。
削り節の問屋さん「松村商店」
看板一つにもすごく年季がある。
おっちゃんがスマホをいじってます。
シャッターがいくつか閉まってると
もう廃墟のような雰囲気。
豆や唐辛子を売ってるお店。
一斗缶の上に
商品を並べるセンスがたまらない。
玩具問屋の「小林玩具」
昭和のジオラマ風景にありそうなお店。
駄菓子やオモチャが
お店に所狭しと並んでいます。
アーケードの終点。
これまた古い看板がありました。
終点とは言っても
路地の一つが終わっただけ。
まだまだ「鶴橋商店街」の
一端を見ただけに過ぎませんが、
長くなってきたので
今日はここまで。
続きはまた次回ということで。
※この記事の写真は2017年12月に撮影したものです。
【鶴橋商店街】
最寄り駅は
JR環状線・鶴橋駅
近鉄線・鶴橋駅
地下鉄・鶴橋駅
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