ふぅー。

ブログ更新するの忘れてたぜ。





この日は大阪中央区のほぼ中央にある

「松屋町」を訪れました。



松屋町の読み方は

「まつやまち」

なのですが、地元大阪では

「まっちゃまち」

の愛称で通ってます。


むしろ愛称で呼ばないと注意されます。


鬼の首を取ったような得意顔で

「ちゃうで!」

とツッコミが飛んできます。


遠方からお越しの方は

くれぐれもお気をつけください。



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『まつやまち着いた~』

『ハッ、ちゃうから』

『それ「まっちゃまち」やから』



大阪人の嫁のまーさんから

すかさずツッコミが入る。



ほら出た。

出たよー。

コイツですよコイツ。

手に鬼の首持ってるよ。3匹くらい。



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眩しい写真でごめんなさい。


松屋町にはその名から取られた

「松屋町筋」という

広い道路が走っています。

写真左側の道路がそれね。



そしてこの道路の両側の歩道には

アーケードがずっと先まで続いてます。

写真の右側と
左奥に見える歩道がそれね。



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このアーケードが

「まっちゃまち商店街」


今回の目的地です。

本日はこの「まっちゃまち商店街」を

散策していきます。



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こちらがアーケードの中。


「まっちゃまち商店街」

私がわざとひらがなで強調してるように

思えるかもしれませんが

これが商店街の正式名称です。


愛称を名前にするあたりに

地元の方々の愛情が伝わってきますよね。



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『おなか空いた・・・甘栗買って』

『自分で買いなさいよ』

『お財布持ってきてない』



鬼の首と物々交換してもらえ。




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「まっちゃまち商店街」は

「問屋街」として大阪では有名な町。


日本人形花火などを始め

お菓子オモチャなどを卸売りする

問屋でひしめいていて、

創業以来100年以上も問屋を営んでいる

老舗店も結構あります。



歴史を辿ると古くは江戸時代から

お菓子の問屋が存在していたとか。



さらに土地の土質の良さから

瓦の生産も行われていて

松屋町の南にある「瓦屋町」という

地名はそこに由来しているそうですよ。



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『反対側のアーケードの方が店開いてない?』

『ホンマやな』



今歩いている側のアーケードは

シャッターが閉まってる店が多い。


訪れた時期が年末だったので

お店によっては休みだったのかも。

問屋さんだしね。



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綺麗な和風テイストなお店。

包装紙をたくさん扱ってました。



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日本人形やパーティグッズなどを

販売している「山本人形」


ちょうど仕入れの時間だったようで

台車いっぱいに商品のダンボールが

詰まれていました。


時期が冬なので花火の姿は見かけません。

店の奥にはあるのかな。



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向かい側の写真。


アーケードを通っていると

店の部分しか目に入らないけれど

こうして見るとお店によっては

ビル社屋になっている様子。


上階の方は事務所とか

商品倉庫になってるのかな。



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手書きで書かれた「小林紙店」

そういえばアーケードの柱に

移転したってビラが貼ってあったな。


こちらは
お正月に向けてカレンダーを売ってました。



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こちらもお人形屋さん。

人形の「モリシゲ」


看板は新しくなってるけど

店構えに老舗感が漂ってる。



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店先に広がる棚には

クラッカーやけん玉、コマなど

オモチャが並んでました。



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チビッコ玩具とお菓子の「タニカトーイ」

すべてにおいて年季が入っている。



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これぞ問屋という感じのお店。

もうこれだけで

ついつい足を止めて眺めてしまう。



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問屋なのでドンッと

商品をまとめ販売しています。


いわゆる「オトナ買い」

問屋価格でお求めできます。


こちらのお店は貼り紙に書いてある通り

バラ売りもしていました。


私は子どものオモチャ用に

妖怪ウォッチのシールを購入~。



問屋というと業者相手の商売という

イメージがなんとなくありますが


「まっちゃまち商店街」では

小売りをしているお店が多いです。

お菓子やオモチャが多いからかな。


なので私達のようにふらっと

立ち寄った人でも買い物ができます。



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振り返って撮った写真。


問屋が多くありますが

高層マンションも並んでいます。


家を出たら1分で問屋。

ちょっと羨ましい・・・。



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まだまだ続くアーケード。

歩いていると写真右のような感じで

工事中の建物が結構あったりする。



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可愛らしい「ひな人形」の看板。

人形の「天明館」



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年末に訪れたので

人形のほかにもお正月の風物詩

凧がたくさん並んでました。


大きいサイズでも600円。

安いなあ。



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『お弁当屋さんがあるで』

『食べる場所がないけどな』

『うーん。それもそうやね・・・』



めずらしく簡単に諦めてくれた。

それにしても
逆光が眩しいな・・・。



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向こう側のアーケード。


先ほどの写真のように

正面から撮ると逆光が激しいので

こちら側へ逃げた写真が

こんな感じで何枚か残ってた。


向こう側を撮って

どうするつもりだったのか。



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食玩の国がありました。

「食玩王国」

表のガラス一面にビッシリと並ぶ食玩。



「食玩」というのは

ガムとかラムネの「おまけ」として

玩具がついてくる食品です。

食品?


実質的には

おまけの玩具がメインだね。



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『すごいなー』

『こんなだけ並ぶと壮観やな』

『欲しいけどもう家の棚いっぱいなんだよな』

『アレ少し整理せんとアカンな・・・』


私もまーさんも昔から食玩が好きで

ミニサイズの家具みたいなシリーズとか

よく集めてます。


でもキリが無い。

最近では地獄連鎖食玩と呼ばれている。



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『車えらい通ってはるな』

『お? 祭りか? 祭りか?』

『みんな信号待ちやから。祭るな』

『祭っちゃいかんのか?』

『いかんわ。祭るな』


大体いつも

こんなくだらない会話をしてます。



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大量に玩具を取り揃えていた

「おもちゃの大阪玩具」



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お風呂に浮かべるアヒルさんや

スーパーボールが

鬼のように塊で販売している。

しかも安い。


ユーチューバーさん、こちらです。



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他にも子どもが喜びそうな

お祭りの景品でもらえる感じの商品が

いっぱい売ってました。


子供会さん、こちらです。



ちなみにこのお店で

ウチの子どもに

ミニオンのオモチャをおねだりされた。

この子どもには

確実にまーさんの血が流れている。



あとまーさんにも

光るペンをおねだりされた。

まーさんにもまーさんの血が流れている。


なんだお前ら。



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松屋町の中心。

地下鉄・松屋町駅のある交差点に

出てきました。


いい天気だけど寒い。

財布も寒いと思ったけど

問屋価格で安いからそうでもなかった。



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交差点の中心を撮影。


下町の人情あふれる商店街と

近代化されたビルが交錯する松屋町。



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「松屋町駅」のホームへと続く階段。

駅名は「まつやまちえき」です。


地下鉄のアナウンスでも

「次は、まつやまち、まつやまち」

と言ってます。


でも地元では「まっちゃまち」です。

それだけ強い愛着があるって事ですね。



牛丼チェーン店の松屋の事も

「まっちゃ」って言えばいいのに。


「まっちゃで牛しばくで」
※訳・松屋で牛丼をいただきませんか

とか言えば面白いのに。



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直進して交差点の信号を渡る。

アーケードはまだ続いています。

広くて見応え十分な商店街。



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プラモデルの問屋さんがありました。

こちらは業者のみ販売。


観光客も多いのか

色々な言語で書かれてますね。



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ちょっと時期を過ぎた商品が

ワゴンで売られてました。



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本当、人形屋さん多いな。


大阪の子ども達に送られる

雛人形や五月人形は大体ここから

出発してるんじゃないかってくらいに

人形屋さんが並んでいます。



ウチの子どもの人形も

まーさんがまー母さん(私の義母)と

この商店街に買いに来てたはず。



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アーケード付きの商店街は終了。

ですが、まだ先にも問屋が続いてます。



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商店街の終点にあったお店。

軽食喫茶店かな。

メニューがたくさん貼ってます。



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お店はトーストが一押しの様子。

バリエーションに富んでるな。

どれも美味しそう。



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向こう側には

「空堀商店街」の出入口がありました。


こちらの商店街も面白いですよ。


以前記事でも紹介してみたので
気になる方は下記のリンクからどうぞ。









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アーケードが無い方の

問屋さんも見ていきます。


写真暗いね。



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のれん屋さんがありました。

商店街や居酒屋とかの軒先に

よく下がっているヤツだ。


ははーん。

皆ここで買ってたんだな?



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人形屋の「柳井初人形店」

綺麗な雛人形がたくさん売ってました。



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アンパンマンミュージアム。



ではなく
幼児向けの玩具問屋さんです。



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歩いていくと

駄菓子の問屋さんが見えてきました。



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駄菓子問屋の「コヤナギ」と

自転車の前カゴに

「IラブOSAKA」を掲げたおっちゃん。



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駄菓子問屋さんを通り過ぎて

振り返った写真。


仕入れたばかりの

駄菓子の段ボール達が並んでました。


うまい棒の段ボールって

箱にもキャラクター描いてるんだね。



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問屋街はここで終わりのようです。

長かった。



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とは言っても

まだ反対の歩道側が残っています。

ここからUターンが始まる。



というところで今回はここまで。

反対側は次回となります。



※この記事の写真は2017年12月に撮影したものです。


【まっちゃまち筋商店街】



最寄り駅は
地下鉄・松屋町駅