今日は大阪の隠れスポット「中崎町」を訪れました。



昨日書いた中崎町の御神木の記事も、実は同じ日に見に行ったものです。

よろしければこちらも合わせてご覧ください。








中崎町は大阪キタの中心地「梅田」のすぐお隣。

梅田駅や大阪駅から徒歩でも行けますが、初めて訪れる際は迷いやすいので地下鉄谷町線の中崎町駅で降りるのが正解。



ちなみに梅田駅と大阪駅はほぼ同じ場所です。

地元の人にとっては当たり前なんですが、外から来た人は意外と知らないんですよね。これ。

かく言う私も地方から初めて大阪に来て梅田に着いた時、


大阪に来たかったのに梅田・・・? どこだここは?」


と大変困惑しました。

人に尋ねても、


「ここが大阪やで」


と漫才のボケみたいな答えしか返ってこないので(今思えば当然)、お笑いの国の厳しさに恐れをなした経験があります。


なぜこんなにややこしいのか説明を始めると、もう完全に梅田の話になってしまうので、話を中崎町へ戻しますね。







少し分かりにくいかと思いますが

今回はこの「JAM POT」という雑貨屋さんがある路地から、中崎町の中へと入っていきました。

近くにある「ヤマタツ」というお肉屋さんのコロッケとメンチカツが美味しいので、それを食べながら散策を開始。



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『お、猫がおる』

『本当だ、綺麗な毛並みの猫だな』


一緒に来た嫁のまーさんがコロッケを頬張りながら、可愛い猫を見つけました。


『ほれほれ、コロッケあるで』

『タマネギ入ってるかもしれないから、あげたらダメだよ』
※猫にタマネギは有害といわれてます。あげてはいけません。

『うん、そもそもあげるつもりあらへん』



鬼のようなヤツだ・・・。


しかし、まーさんの汚い手口なんかに釣られる事なく猫は「興味ない」と言わんばかりにそっぽを向きました。


『チッ、騙されんか・・・賢い子やな』


誘拐犯みたいなセリフを言いながら、差し出すフリをしていたコロッケを口に運んでいます。


『猫だって騙してる相手の事くらい分かるんだよ』

『まあそうかもなー・・・』

『ところでそっちのメンチカツ、少しちょーだい』


メンチカツが誘拐されました。





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民家の門前に突然の自由配布。

着なくなった服を置いてるんでしょうね。



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古い民家が立ち並ぶ路地。

しかしよく見ると・・・。



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こんな風にカフェだったり雑貨屋さんだったりします。

ちょっと他では見ない風景です。



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路地の突き当たりに出たので右に曲がります。

新しい一軒家などもありますが、古い町並みの住宅街といった感じの町が広がっています。



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などと思っていたら親しみやすい雰囲気の喫茶店が。

オシャレなランチもやってるようです。


中崎町には至るところに古民家を再利用したカフェや雑貨屋などを始めとするお店が点在しており、それぞれが魅力を引き出しながら町全体の雰囲気を作っています。



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さらに路地があり、その先には・・・。



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・・・ではありません。

これでもかという勢いで伸びたツタでした。



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放置された廃屋などでなく、しっかりとリノベーションされた綺麗で立派なお店です。

お店は軽食のあるカフェ。

ツタを日よけにしてオープンテラスが楽しめたりするのかな?

古い建物や面白い物が好きなまーさんにはたまらない物件です。



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『わー、これスゴイなぁっ・・・』

『本当だ、すごい手作り感がある』


ツタに覆われたお店を通り過ぎると、石を店舗に見立てたジオラマのような中崎町のマップがありました。

「素(しんぷる)SHOP」というお店の方が手作りされたもののようです。

説明を見ると、
お店一件一件を回って石に店名を書いてもらい、その石を並べてマップを作られたとか。すごい。

「地図完成予定なし・・・」とありますが、ぜひともいつか完成させてくれると信じています。陰ながら応援してます。




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見るからに歴史がありそうな古風なアパート。

電気もついているし貼り紙も新しいので、人が普通に生活していると思われます。

中の様子がすごく気になりますが、我々は部外者です。ここで暮らす人達の生活にむやみやたらと踏み込んではいけません。



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アパートの先は曲がり角になっていて、まだまだ路地が続いています。

ここはさすがに普通の住宅だろうと思っていても、よく見るとお店がある。

なんとも不思議な町。



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中崎町にはなぜこんなにも古民家が多いのか。

大阪は「第二次世界大戦」で空襲を受け、多くの建物が焼けてしまいました。

中崎町はその空襲の戦火を逃れた数少ない町の一つだそうで、古い建造物が今も残っているのはそういった理由からだそうです。



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昭和の古き良き時代を今に残す町。

この風景に心をくすぐられる方が多いらしく、特に若い女性の姿がよく見られました。

デジカメや一眼レフなどを片手に楽しそうに町を眺めながら歩いています。



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民家だけではなく、テナントがたくさん入った小さなアパート(?)もありました。

少し覗かせてもらうと、てぬぐいや天然石などの雑貨屋さんが可愛らしい商品を並べていました。



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ペーパークラフトのお店。
こちらも可愛い商品が並んでいます。



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少し歩くと広い道に出ました。
中崎町のほぼ中央です。

ここにも古民家をリノベーションしたお店が並んでいます。

どの方向に向かうか迷いながら、ひとまず左へ。



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左に曲がった先にあった一件。
街区表示板の横にひっそりと古い表示板らしきものに「舟場町」と書いてました。


中崎の旧町名かと思って少し調べたところ、

昭和の初期頃まで中崎の辺りは舟場町と呼ばれており、当時は堀川からの支流が流れていたらしく船の荷物を運ぶための船着場があったとのこと。

古さから考えて当時の表示板だと思いますが・・・残っているとはすごいですね。



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そのまま進んでいくと出てきたお店。
趣味の店「ホリイケ」。

この日はあいにく閉まってましたが、こちらは昔懐かしい駄菓子屋さんです。



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雰囲気のいい路地。

こちらは長屋のような家屋なんですが、上部だけ繋がっている不思議な構造です。

知識が乏しいため、構造の正式名称は分かりません。無念・・・。

通り抜けられそうなのでひとまず歩いていきます。



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『おおっ! 井戸があるよ』

『すごいな、まだ使える井戸なんかな』

『気になるけど勝手に開けるのは申し訳ない雰囲気』

『うん、それはやめとこ』


奥に進むと、トタン屋根に守られた今も現役そうな井戸がありました。

現役なら周辺に住む方々の生活用水として使われてるんでしょうね。



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振り返って撮影した写真。
先ほど通り抜けてきたところです。

上部に窓があるようです。
中はどういう構造になってるんだろう。

どこを通っても本当に面白い町だなぁ。



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井戸のあった場所から先へ進むと
こちらにもお店が並んでいました。

雑貨屋さんでしょうか?
開いてるかどうかは分かりませんでした。



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ぐるりと見回してから
中崎ほぼ中央の広い道路に戻ってきました。

さっきは左に曲がったので、今度は右の方を散策。



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こちらにも細い路地がいくつもあり、面白そうなお店がポツポツと並んでいます。



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『ヒィッ!? ・・・何これっ!』


道を歩いていると奇妙な看板があり、まーさんが悲鳴を上げました。


『石。石石石いしいしいしいし・・・』

『怖っ! こっわぁっ!』


石の写真に石と書かれ、さらに石の字を崩したような文字が並んでいました。看板の上や足元には本物の石が転がっています。

石の店でもあるのかと思い、横の細い路地を覗いてみました。


『あ・・・ここにもなんかある』




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『ヒィィーッ!』

『なんだこれ・・・儀式?』

『知らんわーっ・・・』


路地に入ってすぐの電柱の周りにも妙な石が置かれていて、電柱には何かの絵が描かれていました。

たしかにちょっと怖い。

・・・祟らないでね。



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怪しい路地から出て、古民家が見える端の方まで歩いてみました。

こうして歩いてみるとカフェ、雑貨屋、美容室、古着屋が多い印象です。



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Uターンして広い道路に戻ってきました。

いくつもの路地があって迷う中崎町では、ここが一番分かりやすいポイントのように思えます。

こちらの古民家を再生した「リスタ バイ スニップ」というヘアサロンのお店が目に付くので、迷った時は大変助かります。






まだ回っていない道がありますが、
長くなってきたので本日はこの辺りで。


ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。

※この記事の写真は2017年9月に撮影したものです。



【中崎町】