大阪の中心部・中央区日本橋にある
「黒門市場」へ遊びに行きました。

大阪の台所と呼ばれる有名な市場の一つで

年末辺りになると、正月向けの縁起物を買いに来るお客で盛況になり、大阪の情報番組などでその様子が紹介されています。



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「黒門市場」はアーケード商店街になっていて、主に鮮魚を中心に卸売りをする店舗が軒を連ねています。

過去に何度かここを訪れているのですが
改めて考えると、名前にあるような「黒い門」を見たことがありません。

なぜ「黒門」なのか、地元民でも意外と知らない人が多いのではないのでしょうか?

気になったので少し調べてみました。



江戸時代の文政(1818~1831)
この付近に「圓明寺(えんみょうじ)」という大きな寺があった。

「圓明寺」には黒塗りの山門があり、その山門前で商人達が市を開いて魚を売り始めたのがこの市場の起源とされている。
※山門とは正面入口の事です。

そこから明治時代辺りまでは「圓明寺市場」と呼ばれていたが

明治45年の難波の大火により「圓明寺」が山門もろとも消失。

この圓明寺の「黒い門」が市場の名前として継承され、後年に「黒門市場」と呼ばれるようになる。



要約すると
昔この辺りにあったお寺の門が黒塗りで、そこから「黒門市場」と名付けられたようですね。

意外なルーツを知りました。
どうりで黒い門や痕跡が見当たらなかったわけです。

歴史深い話なので、ぜひとも碑や看板などを作ってもらいたいですね。


それでは市場の中へと入って行きます。



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『うわ~、人多いなぁ・・・』

『前はこんなに人おらんかったのになぁ』


いっしょに来た嫁のまーさん共々、あまりの人の多さに絶句。

この日は平日の昼間だったのですが
多くの人で溢れ返っていました。

数年前までは閑散・・・と言っては言い過ぎかもしれませんが、それでもこんなに人はいませんでした。



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『ちょっ、多っ、多っ!』

『うわぁ・・・これ前進めるんかな・・・』

『モザイク入れるの大変なんだけど!』



最後のは今ブログを書いている私の叫びです。




見渡す限りの人、人、人。

人の流れが動いているので往来は可能ですが
人だらけで商店まで近づけないことも・・・。



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ここに溢れている人達の大半は外国人観光客

いつの間にか黒門市場は
最近増加している外国の方々の観光スポットとなっていました。

たしかにこの市場は千日前・道頓堀などの観光地をはじめ、大阪ミナミの繁華街であるなんばにも近い立地。

旅行会社が観光スポットとして組み込んだか、あるいは市場の組合が地域おこしで呼び込んだのか。


いずれにせよ活性化が成功したようですね。




この外国人観光客による活性化を
良しとする方、悪しとする方がいますが

商店街好きの私としては
以前のように客足が少ない状態が続いてお店が消えてしまうより、繁盛してくれた方が嬉しいので喜ばしい事だと感じます。


賑やかな商店街は歩いてるだけで楽しいものです。



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鮮魚が並ぶ商店の軒先。

いかにも市場という感じで面白い。

どんな種類の魚介類があるのか、まじまじと眺めてしまう。



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『食べ歩きの店がいっぱいある』

『黒門市場めっちゃ進化してるわ・・・』


鮮魚屋さんの力の入れ方が特にすごい。

鮮魚を使った海鮮丼ランチのお店。

魚介類などをその場で網焼きにして売るお店。

イートインスペースを店内に設置して、買ったお寿司などをその場で食べられるようにしているお店。

どこも美味しそうです。



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外国人観光客に対応した英語の値札。

『オイスター。そうかオイスターソースって牡蠣だもんね』

『牡蠣もウニも美味しそう』

『ウニって英語で「UNI」なの?』

『知らん・・・でもそう書いてはるから通じるんやろ』



調べたらウニは「Sea urchin」と書くようです。


でも目の前に商品もあるし、多分これで通じてるんでしょう。

こういうアバウトな売り方・・・地味に好きです。


周りを飛び交っている言葉は中国語っぽいのが多いので、もはやニュアンスで押し通してるんだと思います。

店の売り子さん達も中国語や英語などを交えて

お客さんと上手く会話して商品を売りさばいています。

観光客がたくさん訪れるようになったので、英語や中国語を一生懸命学んだのでしょう・・・お店の人達の努力がうかがえます。



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『あれ? なんだろ? ここ日本だっけ?』

『ウチもちょっと分からなくなってきた・・・』

『俺、今ちゃんと日本語喋ってる?』

『分からん・・・実は中国語かもしれへん』


外国人の多さとアジアの屋台のような雰囲気の呑まれて、自分達が何者だったのか忘れ始める。


そんな時は上を見上げましょう。



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『大丈夫だ! ここ日本だ。日本であってる』

『一瞬、香港あたりにトリップした気がしたけどちゃんと大阪やったわ』


日本らしさがあふれる「黒門」の文字が書かれた提灯を見て、自分達のアイデンティティを取り戻すことに成功。



ただいま。



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中央のアーケードから脇へと曲がった道。

こちらにもお店がひしめいていますが、人の数は中央より少ないので休憩に使えます。

途中で買った網焼きのホタテや、串に刺さった一口サイズのイイダコ君をいただきます。うん、おいしい。



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観光の方々も楽しそうに写真を撮っていました。

日本でいい思い出を作っていってください。



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お刺身やカニなども売ってます。

フラリと散策に来た私達にはなかなか手が出せない価格・・・。

でもバンバン売れていくんですよね。
きっと美味しいんだろうなぁ。



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商店街は鮮魚だけでなく、
靴屋、雑貨屋、漬物屋、削り節屋、てんぷら屋など様々な店舗があり、観光客が物珍しげに眺めていました。



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商店街の端の方まで来るとさすがに人の数もまばらに。



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Uターンして戻る。

ピークと思われたお昼を過ぎても、まだまだ人が多い。



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数年前とはまるで姿が変わった「黒門市場」

ぜひ一度訪れてみてください。






ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。

※この記事の写真は2017年9月に撮影したものです。




【黒門市場】