扇町公園から太融寺、そして梅田へと続く4車線の大きな道路。

その道路を進んで、神山町の大きな十字路を左に曲がった先にある大きなイチョウの木「御神木」として祀られています。

(2017年10月時点での目印は、ラーメン屋天下一品の角を曲がり、スーパーライフのすぐ横)



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それなりに交通量のある道路を占領するように鎮座する大木。

というより、大木を避けるように道路が作られています。



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この場所はほぼ梅田
梅田と言えば「大阪キタ」の中心地である繁華街。

最先端で都市開発が行われている地域にも関わらず、

大きな道路が御神木が残して避けている光景は、実物を目にするとかなり異質です。




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正面に回り改めて御神木を眺めてみました。


『本当にすごいなココ』

『完全に道路の上やもんね・・・何があったんやろ』


一緒にいる嫁のまーさんと共に、怖い曰く付きではないかと怯えながらも近づいていきます。



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近づけば思わず見上げてしまうほどの大木。

畏れ多さと神々しさに圧倒されます。



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お賽銭を入れて挨拶をしてから社を撮影。

「龍王大神」と神額に刻まれていました。「龍」や「竜」の名で祀られている御神木は「蛇」に関わりがある事が多い。

調べてみたところ、


この御神木は樹齢300年ほどのイチョウで、かつて「白蛇」がいたという伝承があり、その白蛇を神様として祀っているとのこと。

また、イチョウはかつて道路の拡張工事で伐採されそうになったが、その際、工事関係者に事故や不幸が起きたため伐採計画は中止になった。という話もあるそうです。


伝承などでよく耳にする、
「御神木を伐採しようとすると祟りが起こる」という話が、こんな大阪の都市の中心に残っているとは思いませんでした。

実際、あからさまにイチョウを避けている道路が目の前にあるわけで、そうなると話にも信憑性があると自然に思えてきてしまいます。



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『社の中にタマゴがあるよ』

『お参りした人がお供えしたんかもね』


白蛇様、この時は覗き込んですみませんでした・・・。

鈴緒や提灯などもかなり綺麗で、丁寧に管理されながら大切に扱われている御神木なのだと感じました。



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社のすぐ横には「太融寺」の名が。
ということは太融寺が管理しているのでしょうか。

ご挨拶に行く機会があった時、この「龍王大神」について尋ねてみようと思います。

御神木を間近で観察しようと思い、さらに近付いてみます。



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『おお~、根元の方も立派な・・・』

(甲高い奇声)
『・・・ひぁあああおおおッ!?

『え!? どしたん!?』


写真では分かりにくいですが、
木の根元近くでスズメバチが死んでいて、その周りをミツバチが数匹飛び回っていました。

もしかしたらここにミツバチの巣があって、そこにスズメバチが攻撃をしにきて返り討ちにあったのかもしれません。

私は虫が苦手です。
ひょっとしたら、失礼にもタマゴを覗き見てしまった罰かもしれません・・・。



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上の写真は奇声を上げながら間違えてシャッターを押したもの。ブレまくりながらも、御影石に反射した道路標識だけがクッキリ写った奇跡の一枚です。

「龍王大神」へ御参りの際は、周囲にハチがいないか注意してください。



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社を離れて横から撮影。
ハチにビビッて木の根元に近付かないようにしてるのがよく分かる一枚です。

ちなみに私と同じく虫が苦手なまーさんは、私を裏切って一人でライフの中へと逃げていきました。

白蛇様、ヤツです。ヤツもタマゴを覗いていました。



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そのまま横から見上げてみる。
イチョウの大木が横へ横へと伸びていったため、添え木で支えられています。



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社の裏手にきました。
ここにも太融寺の名があり、鍵付きの柵を設けてしっかり管理していることを示していました。



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見上げると立派な銀杏が。
車の排気ガスなんかに負けず実をつけています。



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樹齢300年というだけあってしっかりとした幹。
これからも人々を見守っていてください。





ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。

「龍王大神」へ御参りの際は、ハチに注意してください。

※この記事の写真は2017年9月に撮影したものです。




【龍王大神(りゅうおうおおかみ)】