この日は大阪城の南東に位置する
大阪メトロ・森ノ宮駅の
周辺を散策しました。
駅の東側、東成区の
「中道」という町を歩いていると、
※(なかみち)
道路を挟んだ反対側に
石碑らしきものを発見しました。
アップで撮影してみる。
ありゃどう見ても石碑だ。
場所は「東成区 中道1丁目」。
森ノ宮駅前の「玉造筋」を南下すると
※(たまつくりすじ)
※(たまつくりすじ)
「ロイヤルホームセンター森ノ宮」があり、
その角を東へず~~っと進んで行くと
この石碑に辿り着きます。
ちょっと離れた目印ですが
他に大きな目印がないもので……。
反対側の歩道に到着。
こちらは碑の裏面のようで、
ズラズラと碑文が書いてあった。
碑の正面側。
車がいなくなった瞬間にササッと撮ったら
なんだかナナメになったよ。
碑には
「北中道 銀座通り整備 竣工記念」
と刻まれている。
この通りを整備した記念碑だと思われる。
ここって「銀座通り」って名前なのか。
銀座って感じちゃうけどな。
普通の住宅街みたいやし…。
嫁のまーさんが言う通り、
この道路は2車線構成で
よくある普通の住宅街の道だ。
よくある普通の住宅街の道だ。
昔は華やかな場所だったのかな?
裏面の碑文をアップで撮影。
そして自転車のおいちゃんがコンニチハ。
ちょっと長いので
以下に簡単にまとめていきます。
詳細が気になる方は写真をご覧ください。
「北中道 銀座通り整備 竣工記念碑」※(きたなかみち ぎんざどおり せいび しゅんこうきねんひ)この道路は通称「銀座通り」と呼ばれ、戦時中の強制拡幅のまま40数年放置されていた。関係当局並び、隣接住民の協力により、両端に歩道を配した立派な道路となった。
戦後になっても放置されて悪路となり
トラブルが続いていたため、
町会や近隣住民の方々が動いて
道路を整備したんですね。
碑文の左に
「昭和62年8月1日」とあるので
昭和62年(1987年)に竣工されたようです。
碑によると
「竣工記念に植樹をした」とのこと。
隣に寄り添うこの木がそうだと思われる。
これが植樹された木か。
木やな。
なんていう木なんだろ?
イチョウかな?
知らんけど、立派に成長してはるんは確かやで。
じゃあ立派な木だな。
そうやね。
立派な木や。
木の種類に造詣が深くないため
「立派な木」と命名した。
これからも元気に成長してほしい。
碑から西側の「銀座通り」の景色。
大人が3人ほど並んで歩けそうな
綺麗な歩道が続いている。
2車線の道路には車が行き交っていて
住宅街にしては交通量がある。
高度成長期と重なる時代でもあるので、
歩道が無かった当時の道は
かなり通行に難儀したのだろう。
碑から東側の景色。
「中道4北」という交差点が見える。
この道を直進すると、以前紹介した
「元町銀座街(中道元町商店会)」という
アーケード商店街が左手に出てきます。
「銀座通り」に面していたから
元町銀座街という名前だったんですね。
こういう断片的な情報が繋がると、
パズルのピースが埋まったようで
ちょっと嬉しくなりますね。
碑の正面には
「高麗食品」というキムチ屋さんがある。
あの「黄さんの手造りキムチ」って名前、見たことある。
あー、スーパーで売ってるヤツとちゃうかな?
スーパーか!
どうりで見たことあるわけだ。
名前を覚えているということは
きっと美味しかったんだろう。
スーパーで見かけたらまた買ってみよう。
町会や地元の方々の尽力によって
道路が整備されたことを伝える
「北中道 銀座通り整備 竣工記念碑」。
碑の正面側は道路に面しているので
気をつけて眺めてください。
※この記事の写真は2019年5月に撮影したものです。
話に出てきた「元町銀座街(中道元町商店会)」の紹介はこちらから。
【北中道 銀座通り整備 竣工記念碑】
最寄り駅は
JR環状線・森ノ宮駅
大阪メトロ・森ノ宮駅
MAPの「ハイツ森の宮」の目の前にあるよ!
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