この日は福島区にある

JR環状線・福島駅の周辺を散策しました。


大阪梅田の西隣に構える駅で、

居酒屋などの飲食店が多いエリアです。



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ここは福島駅のすぐ近くにある

「上福島公園」
※(かみふくしま こうえん)


駅を出て西へ進むと

「あみだ池筋」という大通りがあり、

そこをに歩いて行くと姿を見せる

小さな公園です。



近隣の方のゴミ収集所になっているのか

植え込みに資源ゴミが並んでるね。



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ちなみに公園の目の前には

阪神高速道路JR高架がある。

大通りなので、車通り結構が多い。



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街中によくあるごく普通の公園なので

気にせず通り過ぎようとしたところ、

史跡の案内板が……。


なぜあんな低い場所に?



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さっそく公園に入ってみる。


あっ!
やっぱり史跡の案内板だ!

ホンマや…。
よくこんな低い所の案内板に気付いたなぁー。

あの黒色とオレンジ色の案内板、結構見てきたからね。

つぶしの効かへん特技やな。


言葉の暴力でを特技を踏みにじる

鬼嫁のまーさんと一緒に、

案内板を確認してみる。



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こちらが案内板

植え込みの囲いに掲示されたパターンは

初めてお目にかかる。


何かしら事情があって

看板を立てられなかったのかな。



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黒色の案内板には

「愛隣夜学校跡」
※(あいりん やがっこう あと)

と書かれていた。


どうやらこの辺りには

夜間学校が建っていたらしい。



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オレンジ色の案内板

こちらに詳しい説明が書かれている。


以下に簡単にまとめていきますが、

詳細を知りたい方は写真をご覧ください。



「愛隣夜学校跡」
※(あいりん やがっこう あと)

明治29年(1896年)
昼間は勤労に従事する貧困層の子どもを救済するため、
「林 可彦」「愛隣夜学校」を設立

明治31年(1898年)
学校の運営が林から博愛社に移る。

大正12年(1923年)
「愛隣夜学校」が休校となる。



大阪市域で最も早く開設された夜間学校

この「愛隣夜学校跡」とのこと。



当時は、学校教育を受ける年齢の子どもが

当たり前のように働いていたんですね。


昼は働いて、夜は学校で勉強……。

昔の人の勤勉さには頭が下がります。



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案内板の奥を眺めた風景。


遊具が少し置かれているだけの

とても小さな公園で、

学校の痕跡すら見当たらない。



沢山の車や電車が行き交う

交通エリアとなっているこの場所に

昔は夜間学校があったなんて

誰も想像がつかないでしょうね。



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上福島公園にひっそりと設置された

「愛隣夜学校跡」の案内板



近くを通り掛かったら

ぜひ眺めていってみてください。



※この記事の写真は2019年5月に撮影したものです。


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【「愛隣夜学校跡」の案内板】



最寄り駅は
JR環状線・福島駅

「上福島公園」は駅の北西にあるよ!