この日は福島区にある

JR環状線・野田駅の周辺を散策。



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野田駅の南側に面した大通り

西に向かってズンズン進んでいく。



バス停を通り過ぎた辺りで

見覚えのあるアイツを発見。



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見覚えのあるアイツこと、

「旧町名継承碑」


昭和時代の区画整理で消滅した

昔の町名を現代に伝えるために

大阪市が設置した石碑です。


んー…この場所ってどう説明したらいいんだろ?

地図だと「福島区野田6丁目」ってなってはるね。

何か特徴的な建物ないかな…。

道路の向こうに業務スーパーがあるで。

アレでええんちゃう?


スーパーぐらいの規模だと

閉店や移転した場合困るんだけどな……。

まあいいか。


この旧町名継承碑

業務スーパーの向かい側にあります。



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車通りの多そうな場所だけど

そんなに汚れていない。




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碑文によるとこの辺りは昔、

「安井町」

という町名だったようだ。


読み方は

「やすい ちょう」



詳細は写真をご覧ください。

「安井町」に関する部分のみ

以下にまとめていきます。



「安井町」
(やすい ちょう)


明治33年4月
大阪市北区下福島の町が
「安井町」となった。

大正14年4月
此花区に編入。

昭和18年4月
此花区から福島区に編入。

昭和50年9月
住居表示の実施にともない「安井町」は、
野田四・六丁目、吉野五丁目の各一部となった。

町名の由来は
「安井九兵衛」が開発したことによる。
※(やすい くへえ)




この辺りを開発した

「安井 九兵衛」さんにちなんで

「安井町」となったようですね。



この安井九兵衛さんという人物は

江戸時代の大坂の河川工事に

従事された立派な方です。



現在、大阪の観光地として知られる

あの「道頓堀」を開削した

「安井 道頓」さんの従兄弟で、
※(やすい どうとん)


志半ばで亡くなってしまった

道頓さんの遺志を継いで

道頓堀を完成させました。



道頓堀の周辺だけでなく

この辺りも開発していたんですね。



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継承碑から東側を眺めた風景。

大阪環状線の高架が続いている。


まっすぐ進むと

JR環状線・野田駅に辿り着く。



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継承碑から西側を眺めた風景。

こっちに行くと

JR環状線・西九条駅に辿り着く。



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道頓堀の掘削に従事した

「安井 九兵衛」氏との繋がりを伝える

「安井町」の旧町名継承碑。


近くを通り掛かったら

ぜひ眺めていってみてください。



※この記事の写真は2019年4月に撮影したものです。


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【旧町名継承碑「安井町」】



最寄り駅は
阪神なんば線・西九条駅
JR環状線・西九条駅
JR環状線・野田駅

「西九条駅」の方がちょっと近いよ!