本日は、先日紹介した

「てんのじ村 記念碑」という

巨大な石碑を発見した日のお話。



記念碑の場所をメモしておこうと思って

グーグルマップを開いたら、

近くに「黒龍大神」という表示を見つけたので

気になって訪ねてみました。



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地図を頼りに辿り着いた現場。

とんでもない急坂だった……。

転んだらもう終わる類のヤツだ。



もしここで「おむすびころりん」

昔話が作られたら

「おむすびがコロコロゴロローッ!
 ドシャッ、ベチャアァッ! 完ッ!!」

だけで話が終わってしまうよ。


ネズミの出番とか一切無し。

それぐらいの坂道。



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転ばないように急坂を下っていくと

玉垣に囲まれた祠が見えてきました。
※(玉垣=神社の境内などを囲う柵のこと)

すごい所に鎮座してるなぁ……。


……ちなみにこの日は

単独行動をとっていたため、

嫁のまーさんは不在です。


…………イマセン。




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こちらが「黒龍大神」
※(こくりゅう おおかみ)



これまで訪れた

「大神」と呼ばれる祠の側には

巨大な御神木が根を下ろしていた。



ここもそうかと思って見に来たけど、

どうやら違うらしい……。

どんな経緯があるんだろう?



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……というわけで案内板を確認。

左は「黒龍大神 保存会」が記した由来で、

右は新聞の切り抜き



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左の由来から。


かなり長いですが

詳細を知りたい方は写真をどうぞ。


簡単にまとめた内容を

以下に記していきます。



「黒龍大神」
※(こくりゅう おおかみ)


この辺りは台地や山に囲まれた低地で、

明治末期までは大池があった。


その大池には「大蛇」が住んでおり、

地元民は守護神として崇め、

黒龍・白龍・天龍の三つの祠を建てた。




「龍」の名称が示す通り、

大蛇様をお祀りしているとのこと。



残り二つの祠、白龍大明神天龍大神

現存しているようですが……。



「白龍大明神」が鎮座する地は、

山王の町の中でも撮影を控えるべき

飛田新地のど真ん中、

飛田新地料理組合の敷地内とのこと。


ちょっと紹介は難しいですね……。



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右側、毎日新聞の切り抜き。

白龍・天龍の写真も掲載されている。



記事によると、

この場所からずっと南へ下った

阪神高速沿いの「金塚小学校」の場所に

大池(名称は稲屋池)があったらしい。



池は現存していないんですね。

残念……。



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由来が分かったところで

「黒龍大神」にご挨拶。

立派な鳥居をくぐって中へ。



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祠は東屋のような造り。

ゴツゴツとした岩が積み重なっていて

厳かな雰囲気が漂っていた。



建てられた当時は坂道ではなく

切り立った崖だったのかな?



0705_09

祠の正面。

祭壇を囲っている岩の迫力に圧倒される。



周りの岩の苔がスゴイ。

石碑の管理や御祈祷などで

水を掛け続けたらこうなったのかな?



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奥の祭壇。

光が差したタイミングが良かったのか

とても神々しい感じに撮影できた。



石碑には「黒龍大神」と刻まれていて

綺麗な花がお供えされている。

地元の方が大切に管理しているのだろう。



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中央にあった少し古そうな石


上下にいるのはみたいだけど

中央のは足のようなモノが生えてる。

……カエルかな?



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祠から上を眺めた写真。

急坂の高さまで石が積み上がっている。


こうして見上げると山王の町が

いかに低地なのかが分かる。



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石碑の右側には

石仏様が祀られていた。

「不動明王」だと思われる。



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「黒龍大神」と書いてあった看板の裏側。

「奉銘板」って呼び方でいいのかな?


こちらは

35周年記念に掲げられたようだ。



左に昭和33年(1958年)と書いてあるので

そこから35年を逆算すると

大正12年(1923年)になる……。


多分、祠が建立された年。



0705_15

横の面にも奉銘板があった。

こちらは50周年記念のもの。


逆光で見えにくくてごめんなさい……。



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反対側の側面にもあった。


こちらは昭和9年とかなり古い。

「社壇改築発起人」と書いてあるので

この年に祠を改築したらしい。



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祭壇の隣にあった

手水場ろうそく立て


ろうそく立ての下にある石に

「阿倍〇〇の」と刻まれている。
※(〇の所は判読できず……)



外にあった由来の説明に

「祠の中に阿倍野水の石碑があり、
 大池は住民の生活水としても利用されていた」

と書いてあったので、

これがその石碑かもしれない。



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写真を撮らせていただいたので

もう一度お礼をしてから外へ出る。




0705_19

下りてきた坂道の様子。

ここから見ると急坂なのがよく分かる。




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祠の脇にひっそり建っていた

「かみやまと ばし」の親柱。
※(親柱=橋の名称が記された太い柱)


由来の説明によると、

この橋は大池の小川に架けられていて、

祠の東北約10メートル上った所に

設置されていたとのこと。



説明版が置かれた後に

ここに移設されてきたのかな?



0705_21

祠のある場所からは道がカーブしていて、

その先も緩やかな下り坂が続いていた。




0705_07

山王の町を見守る祠のうちの一つ、

「黒龍大神」。


残りの二つも気になるなあ……。



※この記事の写真は2019年2月に撮影したものです。



※冒頭の話に出てきた
「てんのじ村」も気になる方は
こちらからどうぞ。

内容:芸人始まりの地




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【黒龍大神】



最寄り駅は
地下鉄・動物園前駅

「市大病院」西側の路地の坂道にあるよ!