この日は福島区にある

JR環状線・福島駅の周辺を散策。



駅を出てすぐの幹線道路「なにわ筋」

に向かって進んでいくと、


テレビ局「朝日放送テレビ(ABC)」

社屋があります。



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こちらが朝日放送の社屋


この社屋を目印にして

交差点の西方向を向くと……。



0307_01

曲がり角の先にある電柱の横に

石碑が建っているのを発見。




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碑には達筆な字で

「橋」っぽい漢字が刻まれていた。



『なんて読むんだろう?』

『…ジョウ…シン橋?
 難しくて読めへんなぁ…』

『橋の字の下にも何か書いてはるけど
 埋まってるみたいやね』

『あと、下側部分の色が
 ちょっと違うね』

『昔は色の違う所まで埋まってたとか
 そんな感じちゃうの?』



一緒に訪れた嫁のまーさん

解読を試みたものの、答えが出ない。


橋を示す石碑っぽいけど

よく分からないので調べてみることに。



0307_03

真正面から。


調べた情報によると、こちらは

「浄正橋跡」の碑。
※(じょうしょうばし あと)



その昔、この辺りを流れていた

「曽根崎川」という川に
※(そねざき がわ)

架かっていた橋の一つで、


この碑は浄正橋の痕跡を示す

顕彰碑とのこと。



0307_04

碑の左側。

何も刻まれてなかった。



かつてこの辺りを流れていたという

「曽根崎川」

がよく採れたことから
※(蜆=しじみ貝=味噌汁でよく見かけるアイツ)

「蜆川」とも呼ばれていました。



曽根崎川は

明治42年(1909年)に上流を、

大正13年(1924年)には下流を

埋め立てられて姿を消してしまい、


それと同時に架かっていた橋も

撤去されてしまったようです。



0307_05

碑の右側。

同じく何も刻まれていない。



碑の黒ずんでいる所から下が

明らかに色が違う……。

昔は地面に埋まっていたのかな?


ちょっと半端な場所に建ってるし、

移設か建て直しなどで

今の状態になったと思われる。



0307_06

道路側へ出て裏面を撮影。


柵で見えにくいけど

「大正15年建〇〇
 福島史談會」

と刻まれている。


「〇」の箇所は読めず……。



大正15年昭和元年でもある1926年

曽根崎川の下流を埋め立てた

2年後に建立されたようだ。



0307_02

かつて流れていた曽根崎川と、

そこに架かる浄正橋の存在を示す

「浄正橋跡」の碑。



近くを通り掛かったら

ぜひ眺めていってみてください。



※この記事の写真は2019年1月に撮影したものです。



「曽根崎川」にも興味がある方や、
埋め立てられた理由を知りたい方は
こちらの記事をどうぞ。


内容:しじみ

内容:そねざき



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【「浄正橋跡」の碑】



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