※体調を崩して土日は更新できませんでした。
今回は予定を変更して
土日の「大阪巡り」の記事でお送りします。
今回は予定を変更して
土日の「大阪巡り」の記事でお送りします。
この日は
大阪の観光スポット・新世界にある
「ジャンジャン横丁」という
商店街を訪れました。
地元大阪では有名な飲み屋街で、
酔っ払ったおっちゃん達が
昼間から徘徊している商店街。
……というのが、
なんとなく出てくるイメージ。
今回はそんな感じの
商店街を散策していきます。
「ジャンジャン横丁」のアーケード。
よく見ると看板には
「ジャンジャン町」と書いてある。
実はこちらの商店街には
「南陽通商店街」という
※(なんようどおり しょうてんがい)
※(なんようどおり しょうてんがい)
正式名称があるけど、
南陽通商店街
↓
ジャンジャン町
↓
ジャンジャン横丁
みたいな流れで
通称の方が馴染んだらしい。
昭和初期から飲み屋が並んでいて、
あちこちの店が客寄せのために
三味線をジャンジャンと鳴らしていたのが
名前の由来とのこと。
アーケードの中。
飲食店ばかりが目に入る。
商店街が活気にあふれ始める
夕方くらいに訪れたので
人が沢山歩いていた。
『ジャンジャン横丁来るの
久々かもしれへん』
『そういえばそうだね。
いつ以来だろう?』
『かなり前やと思う。
休日やとやっぱ人多いなー』
『観光客っぽい人達が
新世界からそのまま流れてきてるね』
一緒に来た嫁のまーさんと
商店街の中を見渡す。
大阪新世界の串かつとして
観光客にも広く知られている
「串かつ だるま」の支店があった。
ギュッと引き締まったサクサク衣が特徴の
美味しい串かつが食べられるお店で
通天閣の観光と大抵セットになっている。
『ここにも だるま あるやん』
『商店街に入る直前の路地にも
デカい店あったよね』
『うん。2分前に別のだるまを
見たばっかやわ』
『通天閣の足元にも1件あるよね』
『あるなー』
『あと新世界の…なんか路地の中に
本店があるはず』
『世の中だるまだらけだ』
通天閣の足元のだるまは
よく観光の人達が行列を作ってるけど、
徒歩約10分圏内に支店が沢山あるので
空いてるだるまを探すのも
一つの手だと思う。
一つの手だと思う。
飲み屋が軒を連ねる
ジャンジャン横丁の通り。
横幅が少し狭いため、
通行人が少し歩いているだけで
混雑しているように見える。
こちらは立ち食いうどん・そばの
「松屋」というお店。
素のうどん・そばなら160円。
2杯注文しても、牛丼(並)より安い価格。
お隣にあった
立ち飲み居酒屋の「のんきや」。
夕方に一杯ひっかけようと
集まってきた人々で大盛況だった。
急に現れた「焼肉かご」の赤い看板。
こちらは焼肉が食べ放題らしい。
メニューに知らないモノが多い。
『牛マメって何?』
『…知らん』
『牛フクセンって何?』
『……知らん』
謎の部位が豊富で気になる。
お腹が空いてきた。
カウンター席の店が多いので
小さい子連れの身だと
ちょっと入りにくい……。
名物鉄板焼「ホルモン道場」。
こちらも大盛況。
楽しそうに食べている人達の姿を見ると
つい店に入ってみたくなる。
向かい側にあった
ゲームセンター「ザリガニ」。
この店、新世界や通天閣の商店街にも
支店があった気がする。
お寿司屋さんの
「佐兵衛すし 支店」。
こちらもお客さんで賑わっていた。
本店はどこにあるのかな?
下町の情緒あふれる
飲み屋街の風景は相変わらずだ。
飲み屋街の風景は相変わらずだ。
変わったことと言えば
外国人観光客や家族連れが増えていて、
ちょっと昔まで見かけた
ヤバめの酔っ払いの姿は無い。
ジャンジャン横丁は
地元民御用達の飲み屋街から
観光地の一部になりつつある。
レトロな佇まいの喫茶店。
商店街の道幅が狭いので
店全体が写真に収まらない。
「王将倶楽部」という串カツ屋さん。
『あれ? ここって昔
将棋の店やったとこやんな?』
『そうだっけ?』
『王将って書いてはるやん』
『でもここ串カツの店だよ』
『串カツやな…』
『おかしいなー? うーん…んんー?』
調べてみたら
元々は将棋クラブの店だったけど、
2016年頃に串カツ屋に転身したらしい。
まーさんの脳ミソは正常だった。
老舗っぽい感じの化粧品屋さん。
「べにや」って別の商店街でも
見かけた気がする。
「ビリケン ショップ」という
お土産屋さんっぽい店があった。
新世界からはみ出してきたのかな?
ここで写真を撮っていたら
缶ビールを持ったおっちゃんが
声を張りながらヨタヨタと通り過ぎて行った。
『とぉぉいぃっく!!』
『とぉぉぉぉぉいぃっくぅぅー!!』
『…やっぱまだ酔っ払いおるんやな』
『滅んでなかったんだ』
『怖いから絶対に
目合わせられへんけどな』
『関わらなければ無害だけど
ちょっと怖いよね…』
『とぉぉいぃーっくぅ!!』
通行人の中に姿を消した後も
おっちゃんの声が響いていた。
多分、TOEICの受験生なんだろう。
魚屋さんがやっている
立ち飲み処「絆」。
見た目がすでに美味しいお店の気配。
……入り口はどこだ?
ちょっと歩くと
射的屋さんが出てきた。
コルク弾を鉄砲に詰めて撃ち、
景品を落としたら貰える
昔懐かしい遊びだ。
2店並んでいるけど
両方とも射的らしい。
外国人観光客にウケているようで
店は繁盛していた。
お祭りでしか見かけないような娯楽が
商売として通じるのも、
商売として通じるのも、
やはりレトロな雰囲気がある商店街と
馴染んでいるからだろう。
馴染んでいるからだろう。
向かい側には
ゲームセンター「かすが娯楽場」。
外観が綺麗なので
おそらく最近改装したと思われる。
扉から見えるゲームや
店先に置いてある「わたがし機」が
昭和の雰囲気を残している。
昔のゲームセンターの定番、
「ワニワニパニック」があった。
知らない方のために説明すると
穴から出てくるワニの頭を
ハンマーでぶん殴るゲームです。
いざやってみると
大人になっても十分盛り上がれるので
どんどんワニをぶん殴ろう。
こちらは串かつ屋さんの「てんぐ」。
地元民に名の知れた老舗の串かつ店で、
白みそ仕立ての甘味と旨味が特徴の
「どて焼き」が名物。
※(どて焼き=牛のスジ肉をぐつぐつ煮込んだヤツ)
この日も多くのお客さんで賑わっていた。
観光で訪れた人が
「てんぐに行った」と大阪の人に言うと
「ほお。分かっとんな」って思われる。
ナナメ向かいに
囲碁と将棋のお店があった。
こちらの「三桂クラブ」は
昭和の戦後辺りに創業した老舗のお店で
猛者達が連日、腕を競い合っている。
またまた串かつ屋。
こちらは「八重勝」というお店。
※(やえかつ)
※(やえかつ)
八重勝も地元で有名な串かつの老舗店で、
新世界を徘徊している酒飲みなら
皆ここの味を知っているレベル。
観光で訪れた人が
「八重勝に行った」と大阪の人に言うと
「ほお。分かっとんな」って思われる。
……一見すると行列がなくて
空いてるように思えるけど……。
実は商店街の両サイドに店舗があって
反対側に待ち人の行列ができている。
割と回転が早くて、席が空き次第
どっちかの店に通される仕組み。
串かつとどて焼きは
1つ注文すると3本セットが基本なので
胃袋と相談しながらオーダーしよう。
書いてたらお腹空いてきたな……。
飲み屋が多い中、
こちらは洋品店の「雑野商店」。
『このお店の存在感すごいねー』
『あ、ここテレビに出てはったわ』
『創業が古いお店って紹介されてた』
『そうなんだ。
古いってどれくらい?』
古いってどれくらい?』
『そこは覚えてへん…』
まーさんから
尻切れトンボの情報をいただいた。
商店街の長さは約200m程度らしいけど
独特なお店に夢中になってしまうので、
実際よりも気持ち長く感じる。
歩いていたら、今度は
ワンカップ酒を持ったおっちゃんが
通り過ぎて行った。
『…ッ国はよォッ…! 国はー…!』
『ぅぅー…エジプトだァ…エジプト…?
なにを言うてんか!!』
『なにをッ…! なにを言うてんか…!!
こっふォォ…!』
こっふォォ…!』
なにを言うてんかは
こちらのセリフである。
またまた串かつ屋さん。
「串かつじゃんじゃん」
この店はココ以外にも
大阪の色々な繁華街や商店街で
支店を見かける。
お寿司屋さんの「大興寿司」。
串かつ屋さんが多いけど、
お寿司の店舗も結構見かける。
お酒のアテに
ちょっとつまんで食べられるものが
この商店街のスタンダードらしい。
向かいには昭和23年創業の喫茶店、
「千成屋珈琲」があった。
※(せんなりや コーヒー)
こちらは大阪の名物として知られる
ミックスジュース発祥のお店。
『ココ気になるから
一回入ってみたいけど…』
『子連れだとやっぱり足が伸びないねぇ』
『静かに飲みたいお客さんとか
多いやろうからなー』
『それに今寒いから
せめて暑い時期にしたいわ』
……とか言ってたら、
お隣にテイクアウトが可能な
「千成屋珈琲スタンド」
というお店ができていた。
『ここで全部解決やん!』
『寒いけど
ミックスジュース買ってみる?』
『うん。飲みたい』
店の前にあるメニューを見てみると、
「バター珈琲」なるものがあった。
『あっ、アカンわ。
これ絶対美味しいヤツや。
アカンわ。こっちにしよ』
さようならミックスジュース。
こんにちはバター珈琲。
『うっま!
バター珈琲うっま!』
『なにこれ! いい匂いすぎて
口に入れる前から美味しいんだけど!』
『バターの風味とコーヒーの酸味が
いい感じに混ざる!うまっ!』
バター珈琲を飲みながら
ジャンジャン横丁を練り歩く。
いかにも昔から営業してそうな
お菓子の「松栄堂」。
レトロな佇まいに心惹かれる。
『とぉぉいぃっく!!』
全長約200mの旅路を終えて
さっきの酔っ払いが戻ってきた。
『とぉぉぉいいぃぃっく!!』
『とぉぉうぇぇぇいぃーっく!!』
なんかさっきより元気だ。
きっとTOEICで
ハイスコアを叩き出したんだろう。
「やまと屋 2号店」というお店。
こちらも串かつ屋さんらしい。
店の前に置いてある
水槽のような物体が気になるので
近付いてみた。
水槽の中にはスッポンがいた。
こちらの「やまと屋」は
スッポン料理もあるとのこと。
1匹注文すると結構な値段……。
さすがスッポン。
たこ焼き屋さんがあった。
看板や外観が新しいので
おそらく最近できたお店。
商店街の終点に到着。
最初の方で見たものと同じ
レトロな感じの看板があった。
しなやかなロボットみたいなアイツは
「ジャンジャン来太郎」という
商店街のイメージキャラ。
通天閣が三味線をジャンジャンと
弾いているキャラらしい。
商店街端の左側には
ラーメン屋「虎ノ王」があった。
『えぇー…』
『このラーメン屋、
めっちゃ面白い貼り紙ある』
ラーメン屋「虎ノ王」の貼り紙。
「駐輪ご遠慮下さい。
年末年始
酔っぱらいに蹴られます。
虎ノ王 店主」
これほど効果がありそうな
駐輪禁止の貼り紙はそうないだろう。
『リアルに想像できるわ…』
『千鳥足で勝手にぶつかって
勝手に怒って蹴るんだろうね…』
『観光客がこれ見ても
大阪流の冗談とか思いそう』
『こんなんココなら
リアルガチでやられるでー』
まーさんが急に
出川哲郎みたいなことを言ってたのが
なんか印象的でした。
商店街端の右側には
「佐兵衛すし」の本店。
さっき支店を見かけたけど
本店はこっちにあったようだ。
お店は盛況のようで
熱気で扉のガラスが曇っていた。
アーケードを出る。
写真がかなりボケてるね。
正面のトンネル通路は
JRの高架下になっている。
このトンネルを抜けて行くと
地下鉄・動物園前駅にたどり着く。
観光的なエリアはここまで。
トンネル通路の手前。
右側を向くと、隙間に交番がある。
左側。
阪神高速の高架があって、
まっすぐ進んでいくと
天王寺駅方向に出る。
坂道になっているので結構つらい。
というわけで
「ジャンジャン横丁」の散策はここまで。
下町の風情が残るレトロな商店街に、
大阪名物の飲食店が並んでいるので
ぜひ訪れてみてください。
※この記事の写真は2018年2月に撮影したものです。
観光地・新世界の様子が
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