本日は昨日の続きから。


大阪ミナミの繁華街

「難波」にある
※(なんば)

「戎橋筋商店街」のお話です。
※(えびすばしすじ しょうてんがい)


昨日の記事については

内容:えびたんの商店街




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「戎橋筋商店街」

阪神高速がある「千日前通」を挟んで

南北に分かれたアーケード商店街



昨日の記事では南側を歩いたので、

今回は「千日前通」を越えた

北側のアーケードを散策していきます。



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こちらが北側のアーケード


真っ直ぐ進むと

大阪の観光スポット「道頓堀」

繋がっているので、観光客の姿が多い。



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アーケードの出入口。



『ここっていつも人多いねー』

『信号あるから渋滞になるんやろ』

『でも、なんとなくだけど
 人の流れができてるよね』

『そう言われたら一応
 左側通行みたいになってるなー』



一緒に歩く嫁のまーさん

人の流れに合わせて左側を歩く。



府外から見た大阪のイメージでは、

大阪人は皆せっかちで

整然とせずに道をフラフラ歩いている。

と、思いがちかもしれませんが


実はこうして人の流れが

しっかりできています。



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アーケードの中。

南側と同様に、こちらも

オシャレなお店が多い。



『あそこの服屋、
 オープンしたばっかりなのかな?』

『あー…それっぽいかも』

『なんかあの緑の看板合ってへんな』

『下の看板は黒くてシックな感じなのに
 なんやあの看板…』



宣伝用と思われる看板に

ケチをつけ始めるまーさん


目立つけど、確かに

雰囲気は変わっちゃうよね……。



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まっすぐ伸びるアーケード。


大阪ミナミの繁華街だけあって

左右にはカフェ、雑貨屋、

アパレル・ブランド関係のお店などが

多数軒を連ねている。



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『うーん…人が多いなあ…』

『連休とかと比べたら
 まだマシな方なんちゃうかな?』

『それでも顔にぼかし入れるの
 大変なんだよ』

『自分の都合やん…』



ぐうの音も出ないこと言うな。



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十字路

左右は普通の道路なので、

車がアーケードを横切っていく。


買い物客がとにかく多いので

車は人の流れが切れるのを

静かに待ち続けている状態だ。



ただ、面白いことに

誰かがピタッと足を止めると

それまでバラバラに歩いていた人達も

自然と足を止めて車を通してあげている。


こういう、知らない人同士での

一体感が生まれる瞬間に立ち会うと

なんか嬉しくなりますよね。



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右側の道。

「夫婦善哉」などで有名な
※(めおとぜんざい)

「法善寺」に繋がっている表参道
※(ほうぜんじ)


ご覧の通り、商店街の外側にも

飲食店が並んでいるので

この辺りは見所が盛り沢山で面白い。

さすが繁華街にして観光地。



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アーケードに戻る。




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昆布のお店「をぐら屋」。

大阪の賑わいある商店街を歩くと

大体、昆布屋さんがある。



江戸時代の大坂の町には

日本各地から海産物が集まったことから

昆布の加工問屋が生まれ発展。


それが元となって、

現在もこうして大阪の町に

昆布屋さんが根付いているんだそうだ。

大阪の伝統名物だね。



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大阪のおみやげ屋さんが登場。


観光地の道頓堀

法善寺に近くなってきたからかな?


店頭には、くいだおれ人形の顔が

大量に並んでいた。



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再び十字路

エレガントな外装が施された

ブランド店が並んでいる。




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十字路の左側


舗装・整備された大きな道。

居酒屋などの飲食店の通りを抜けると

大阪の幹線道路「御堂筋」に出る。



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十字路の右側

こちらも道の左右に

飲食店が軒を連ねている。



『ずっと奥の方に見えるのって
 法善寺横町の看板かな?』

『あー、多分そうやろね』

『お昼ご飯はあそこがええな』

『無茶言うな!』



法善寺横町

日本料理店や割烹店が並ぶ

ちょっと…というか、かなり高級な横町。


落語家の師匠クラスの芸人さんが

行きつけにしているお店もあるとか。



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商店街に戻る。

と言いつつも、少し先の方を見ると

アーケードの終わりが見えてきている。




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薬局の「ツルハドラッグ」。


最近、大阪の街に多数出店してきて

この難波から道頓堀の周辺では特に

ツルハの看板を見かけるようになった。



このツルハ、私が住んでいた北海道では

非常にメジャーな薬局で、

薬局と言えば「薬のツルハ」ってくらい

市場を支配している。



北海道でしか手に入らない

カステラとかを売ってることが

たまにあるので、侮れない薬局である。



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たこ~ん。


ツルハの店頭に並んでた。

なんだこのたこ。



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本やDVDでお馴染みの

「TSUTAYA」戎橋店


24時間営業なので

夜中に本が欲しくなった時に

買いに走った経験が何度かある。



今調べてみたら、営業時間が

AM8:00~AM4:00に変わっていた。

24時間営業やめちゃったのか……。



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アーケードはここで終了。




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戎橋筋商店街を出る。


まっすぐ進むと「戎橋」

グリコの看板でお馴染み、

大阪の観光写真スポットですね。


天気にも恵まれている日なので

外は観光客でいっぱいだ。



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アーケードを出ると

すぐに観光地道頓堀の光景が広がる。



『かに道楽のカニロボを見ると
 道頓堀に来たって感じするよね』

『カニロボ…あの看板のこと
 そんな呼び方するヤツはじめて見たわ』



動いている機械なんだから

あれば分類するとロボだ。

異論は認めねぇ。



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戎橋の横にあるロッテリア



大阪の街が舞台となっている、

スーパーファミコンの

「初代熱血硬派くにおくん」にも

登場しているロッテリア

みんな知ってるよね。



みんながご存知の

くにおくんは1992年に発売したので

計算すると、25年以上前から

このロッテリアは営業している。




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「戎橋」側から振り返って

アーケードを撮影。


ここだけ切り取ると

隣に見えるスターバックスの看板が

「私はTSUTAYAです」

言い張っているように見える。



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に行くと

道頓堀のくいだおれ通り


リアルに食い倒れて

地面に転がる人を見たことはない。


そもそも「飲食で散財すること」

指す意味の言葉なので

勝手に転がられたら皆が困ります。



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商店街散策がメインだけど

せっかく来たので戎橋まで行くことに。



大阪の戎橋

ナンパスポットとして有名で

「ひっかけ橋」という呼び名がある。


この呼び名、地元ではかなり定着していて

大阪の人と話していると

「ひっかけ橋んとこあるやんかー」

と、当然のように話題に食い込んでくる。



「ひっかけ橋=道頓堀のグリコの橋」

と記憶に紐付けておかないと

余所者だとすぐにバレてしまうので

府外の人は気をつけてほしい!

ほんと! マジで!



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戎橋のグリコ看板

正式には「道頓堀グリコサイン」

何年か前にLED化された。



『そういえば地元の人って
 あまりここの写真撮らないよね』

『んー…まあそうやね』

『あれってなんでなの?』

『さあ? これまでにもう何回も
 撮ってきたんちゃうかな?』

『それとなんとなくやけど、
 観光客に紛れるの恥ずかしいやろ』

『でも大阪城に行ったら撮るでしょ?』

『大阪城は……』

『……言われたら、確かに撮るなあー』



理由は不明。

なんでだろう?


この境界は観光地で生まれ育った人にしか

分からない感覚かもしれない。



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最後に、グリコ看板から

戎橋筋商店街を眺める。




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というわけで

戎橋筋商店街の散策はこれでおしまい。


観光地の道頓堀法善寺に隣接した、

大阪ミナミの中心となる商店街なので

ぜひ訪れてみてください。



※この記事の写真は2018年10月に撮影したものです。


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【戎橋筋商店街】



最寄り駅は
阪神線・大阪難波駅
近鉄線・大阪難波駅
地下鉄・なんば駅