この日は大阪市の東端にある
「鶴見区」を訪れました。
「花の万博 EXPO'90」が開催された
「鶴見緑地公園」がある町ですね。
ここは
鶴見緑地公園の南側にある
「イオンモール鶴見緑地」の交差点。
植え込みの中に
大きな石碑と小さな石碑、
2つの石碑が建っている。
親子みたい。
碑には
「つるぎかいどう」
と刻まれていた。
どうやらこの辺りは
昔の街道があった場所らしい。
隣の大きな碑は
「つるぎかいどう」についての
詳細が刻まれている。
こちらの小さな碑は
正面に文字が刻まれてるだけ。
他の面には
何も書かれていなかった。
「つるぎかいどう」の説明文。
詳しくは写真をご覧ください。
以下に他の史料と併せた
簡単な説明を……。
面倒な人は茶色い字を飛ばしてね。
「つるぎかいどう」
大阪-京都を繋ぐ「京街道」と、
※(きょう かいどう)
京都-高野山を繋ぐ「東高野街道」を
※(ひがし こうや かいどう)
結ぶ街道で「剣街道」と書く。
「剣街道」は放出の地を経ることから
※(放出=はなてん)
放出道(街道)とも呼ばれ、
古来より放出に創建されていた
「阿遅速雄神社」の参詣道でもあった。
※(あちはやお じんじゃ)
この神社の別名が
「八剣神社」であったことが
※(やつるぎ じんじゃ)「剣街道」の由来となる。
「放出」とか「阿遅速雄神社」とか
難しい漢字だらけで※印まみれ。
なんかややこしいな。
なんかややこしいな。
とりあえず剣街道は
守口市にある土居辺りから
※(土居=どい)
ずっと南を通って、
鶴見緑地公園の西端を通り抜けつつ
この石碑がある所から
西にクイッと曲がって、
さらに南にある放出へと続いていく
街道のようです。
……話が長くなってごめんね。
ちなみにここ鶴見区の由来は
「剣街道」の「つるぎ」が訛って
「つるみ」になったことから
「鶴見」という字があてられた。
と伝わっているそうです。
他にも、昔は低湿地帯だったこの地に
鶴が住み着いていたことが由来。
とも伝わっているとか。
とも伝わっているとか。
色々あるんだね。
あとは、
「阿遅速雄神社」が
※(あちはやお じんじゃ)
三種の神器の一つ「草薙剣」を
※(くさなぎ の つるぎ)
納めるために創建された。
……とか興味深い話が出てきたけど
長くなりそうなので
そちらは別の機会にということで。
石碑の裏側。
何も書いてませんでした。
この石碑が設置されているのは
「グリーンビュー鶴見」の敷地内。
「大阪市鶴見土地改良区」という
事業団体が解散するにあたって
昭和63年3月に
この石碑を建てたそうです。
さっきの碑文の
下の方にそう書いてあった。
かつての街道の存在を示す道標、
「つるぎかいどう」の石碑。
近くを通り掛かった際は
ぜひ眺めていってみてください。
※この記事の写真は2018年6月に撮影したものです。
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【「つるぎかいどう」の石碑】
※MAPの「グリーンビュー鶴見」の東側交差点にあります。
最寄り駅は
地下鉄・今福鶴見駅
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