この日は天王寺区にある
「茶臼山」を訪れました。
※(ちゃうす やま)
茶臼山は「天王寺公園」にある古墳。
でも発掘品などの物的証拠が出ないため
「キミ本当に古墳なの?」って
皆から疑われている。
古墳だといいね。
こちらが茶臼山。
山というよりは小高い丘で
お散歩感覚で登れる場所です。
ちょっと前までは茶臼山がある
「天王寺公園」に入園料が必要だったけど
現在は無料で入ることができます。
戦国時代に起きた「大阪冬・夏の陣」で
戦の舞台になった場所としても有名なので
そこら辺が気になる方は
以前書いた記事をご覧ください。
内容:丘。
という茶臼山の北側にある
「茶臼山ゲート」という出入口。
公園が有料だった頃の名残で
出口専用の回転扉がある。
……フフッ。
今、回転扉に気を取られて
気付かなかったね?
写真左端に文字が掘られた
石碑があることに。
こちらが石碑。
かなり古い石でボロボロと崩れていて
肝心の文字も擦れている。
ちょっとアップにしてみる。
右側に青い字で「○義士○○」
と書いてあり、
(○の部分は読めなかった)
中央には
「○音寺」
下側には
「住吉
さん 道」
と書いてあるように見える。
写真の位置から向かって右側、
方角で言うと西側に
「觀音寺」というお寺があるので
※(かんのんじ)
「○音寺」はおそらく「觀音寺」だろう。
「住吉
さん 道」
は大阪で有名な「住吉大社」の
参道を指すものだと思われる。
どうやらこの碑は
昔に立てられた道標のようだ。
碑の左側面。
「すぐ 一心○○道」
と書いてるように見える。
道標の方向(西)に進むと
「一心寺」という
※(いっしんじ)
※(いっしんじ)
歴史のある大きなお寺があるので
おそらくそれを指したものだ。
写真は、碑の向かい側にある
「一心寺 存牟堂」という
※(いっしんじ ぞんむどう)
一心寺が建てた休憩・案内所。
碑の右側面。
「すぐ ○○○」
「ひだり ○○○」
と書いてある?
肝心の場所の名前は
焦げのような跡がひどくて
読めなかった。
碑の裏側。
「昔○○○
十月建立」
「世話人
觀音寺住○
山野○○」
と書いてあるように見える。
……見える?
この碑の建立日と
建立に関係した方の名前のようだ。
たぶん觀音寺の住職さんだろう。
これは「觀音寺」に行けば
何か話が聞けるかもしれないですね。
今度機会があれば訪ねてみよう。
ぐるぐると一回りして正面に戻る。
一通り眺めてみた感じだと
道標で間違いなさそうだ。
碑の上部にある丸い出っ張りが
ずっと気になっていたけど、
昔は石灯籠みたいな感じで
道行く人の進む先を灯すための
部分が存在していたのかも……ですね。
茶臼山や天王寺公園を訪れた際は
ぜひ眺めていってみてください。
※この記事の写真は2018年3月に撮影したものです。
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【茶臼山ゲート前の道標】
※MAPの「一心寺参拝者休憩所(存牟堂)」の向かい側にあります。
最寄り駅は
地下鉄・天王寺駅
JR・天王寺駅
近鉄線・大阪阿部野橋駅
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